こんにちは(^^♪えたビットです。
今回は、先日ICOとは? 詐欺?立派なビジネス?ICOをしっかりわかりやすく説明でご紹介した、ICOについての追記的記事になります。前回の記事に加え、今回の記事をご覧いただくことによって、ICOという本来の役割が、明確になりICOについて、より深い理解を手にすることができるかと思いますので、ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
ICO、その本来の役割とは? ICOの本来の役割を知ってICOへの理解を深めよう
先日のICOの記事では、ICOを私たち利用者の目線からご紹介させていただき、ICOの少しダークな部分にも触れさせていただきました。そこで、今回はICOというものを発行する側の目線から、分かりやすくご紹介してみたいと思います。では、さっそく本題に入っていきましょう。
ICO、その本来の役割
ICOは、Initial Coin Offering(イニシャル・コイン・オファリング)という各単語の頭文字をとったものというのは先日の記事でお伝えさせていただきましたが、企業側の目線からざっくりといえば、ICOは仮想通貨を利用した資金調達のための新しい手段ということになります。
これまで企業が資金調達をする手段として、主に
- IPO(Initial Public Offering「イニシャル・パブリック・オファリング」『新規上場株式』)
- 債券発行
といったものがあり、どちらも企業にとって重要な資金調達の手段となります。企業はこういったもので投資の方々から資金を調達する代わりに、IPOであれば、「株」を。債券であれば、債券を投資家たちに発行することになりますが、ICOでも企業側から投資家の方々へと発行するものがあります。
それが、「トークン」と呼ばれるものになります。
トークンとは
トークンとは、ビットコインやイーサリアムなどの代表的仮想通貨を基にして発行されるその企業の独自コインのようなものになります。分かりやすく言えば・・・う~ん・・・そうですね。
そうそう、クーポン券やポイントカードのようなものと思っていただければいいかなと思います。
クーポン券などと違う点は、クーポン券などはその企業でしかサービスを受けることができませんが、トークンはICO後に他の仮想通貨に交換することができますので、違う仮想通貨に交換して、全く別の企業の商品やサービスを購入することもできますし、取引所を通し法定通貨と交換することもできます。(法定通貨と交換するには現状の日本の場合、その取引所で取り扱っている仮想通貨にトークンを交換してそれを現金化するという流れになります。)
では、企業がトークンを発行しICOで資金調達をするメリットはいったいどのようなところにあるのでしょうか。
企業がICOで資金調達をするメリット
コストカット性
これは、やはりIPOや債券発行に比べると、大幅にコストを削減できるというところにあります。IPOや債券発行はその特性上、どうしても証券会社などといったいわゆる金融機関との連携は必須になります。そういったことからどうしても、コストが多くかかってしまうということがあります。
ICOに関しては、そういった金融機関との絡みは現状ないため、そのあたりにかかってくる経費を大幅に削減できるところが企業にとっての魅力となります。
法的問題
IPOや債券発行で投資家に発行する、株式や債券などはいわゆる金融商品となる為、金融法や出資法など様々な法律で設けられている規制を全て通過させなくてはなりません。こういった法律に少しでも触れるようなものは、もちろんNGになります。
対して、ICOで発行されるトークンは現状、金融商品という位置づけはされておりません。ということは、企業としては法律に縛られずに資金調達を行うことが可能になるわけです。
というところで、いうなれば企業にとってはICOという資金調達方法は、IPOや債券発行などに比べ、マネーコスト、タイムコストという観点から見てもかなり優秀な資金調達方法になるというわけです。やはり、どちらのコストも企業にとっては少しでも削減したい重要なポイントになりますもんね。
まぁ、もちろんこれには一長一短というわけで、「証券会社と絡む必要がない」、「金融法などを気にする必要が現状ない」というところが先の記事でもご紹介した詐欺案件にも結び付いていることは事実なんですが(;^ω^)
ですので、何度も申し上げて恐縮ではありますが、くれぐれもICO案件に投資する際は、その情報の出所や発行されているホワイトペーパーなどを入念にチェックするようにしてくださいね。
ICO投資についての注意点はこちらでも詳しくご紹介しておりますので、もしよければこちらの記事も合わせてご覧いただければと思います。
ICOとは? 詐欺?立派なビジネス?ICOをしっかりわかりやすく説明
最後に
いかがだったでしょう。今回はICOというものについて、発行する側の目線から分かりやすくご紹介させていただいてみました。ICOというものは企業にとって、様々なコストをカットしてくれる優れた資金調達の方法であることがお判りいただけたのではないでしょうか。
企業が資金調達において、かかるコストを削減できるということは、その企業が資金調達に投入するはずであった資金を他に注力させることができるということ。となれば、それだけ上場を成功させる確率も高まってくるというものですよね。
実は私もささやかながら、ICO案件に数件参加させていただいており、目下楽しみにしているところであります。そちらの結果についても、その案件のICO後に触れたいと思いますので、ぜひ「メシウマ」になるか「メシマズ」になるか、楽しみにしていただければと思います。
出来れば、メシウマにならないよう願ってほしいなw
では、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。