こんにちは(^^♪えたビットです。
今回は、仮想通貨のウオレットなどでよく目にする
「秘密鍵」、「公開鍵」について、仮想通貨初心者の方でも、分かりやすくご理解いただけるよう、ご説明したいと思います。
この記事をご覧になることで、鍵まみれになって疲弊したあなたの頭に再び活力をみなぎらせてみようと思いますので、是非今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
仮想通貨の秘密鍵、公開鍵って??
何かと、聞きなれない横文字ばっかり出てきて、
やっとの思いで、仮想通貨のウオレットを登録すると、
今度は、聞きなれない言葉、
「秘密鍵」
ただでさえ、不慣れな横文字で疲弊しているところに、
聞いたことがない日本語が出てきて、その下にはとんでもない長い英数字の羅列・・・。
「あ・・・もう明日やろ(*´ω`*)」
ってな感じで、鳴ってたカラータイマーが止まっちゃった経験ってありますよね。
でも、この秘密鍵。
あなたの資産を守るためのかなり重要な役割を担っているんです。
では、まずは秘密鍵の方からご紹介していきましょう。
秘密鍵とは??その名の通り、あなたしか知ってはいけない秘密の花園
秘密鍵とは、
そこに入ってる仮想通貨が
あなたのものであるということを証明する、
無作為に選ばれた英数字で構成されたものになります。
この秘密鍵を使って、
ロックがかかっている、あなたのウオレットを開錠したり、
あなたのウオレットに入ってる仮想通貨を送金するなどの取引をしたりと、
あなたの仮想通貨の資産に影響する作業をこの秘密鍵を使って行います。
ですので、この秘密鍵がないと、
他の誰かが、あなたのウオレットの中をのぞいたり、勝手にあなたの仮想通貨を誰かに送金したり、といったことが一切できません。
ということは、
裏を返せば、知られてしまうと、
そのウオレットに入っているあなたの大事な仮想通貨が、
湯水のごとく、使われ放題
という悪夢を生んでしまいます。
ですので、この秘密鍵は
他人には絶対に知られてはならないもの
になります。
例えていうなれば、
- 金庫の鍵
- ネットバンキングのワンタイムパス
- 銀行の暗証番号
などと同じようなもの。
他人に知られてしまった瞬間に、
ウオレットの中の仮想通貨がすっからかん
っていう状態になる可能性があるので、もう一度言いますが、
絶対に人に教えないようにしてくださいね。
秘密鍵の保管方法
これだけ大事なものになるので、
軽い気持ちで、ネットにつながったパソコンのメモ帳などに保存するのは
やめたほうがいいでしょう。
できれば、秘密鍵を印刷して
オフライン化(紙ベースにする)し、それを
金庫など、厳重に保管できる場所に保管しておきましょう。
オンライン環境は、かなり便利な反面、かなりリスキーな場所なので、
保管はこの方法をお勧めいたします。
では、次に公開鍵についてご紹介していきましょう。
公開鍵とは?
こちらは、秘密鍵とは対照的に、一般に公開されている鍵になります。
何のためにあるかといいますと、
それまでに行われた、取引が本当に正しいものかどうか。
それを確認するために必要なツールという役割を担っています。
仮想通貨は、何度かご紹介した通り、
全ての取引が一般公開されており、どなたでもそのトランザクションを確認することができます。
そのトランザクションの確認をしたい時などは、
発行されている公開鍵を用いて、
開錠し、取引の内容を検証するというわけです。
公開鍵は、秘密鍵を基に作成されるものですし、
いくら公開っていうフレーズがあるとは言え、赤の他人にそれを知られるのは、最初はあまり気持ちいいものではありませんよね。
しかしながら、秘密鍵からは比較的容易に公開鍵を作成することができますが、
公開鍵から、秘密鍵を作ることはほぼできないので、
公開鍵が他人に知られたからといって、
あなたの秘密鍵が他人にもれる心配はないので、ご安心を。
公開鍵は掘り下げると、少しややこしいので、今回は「さわり」位にとどめておきます。
秘密鍵を無くしてしまった
秘密鍵には、他人に知られてはいけないくらいに大事なことがもう1つあります。
それは、
忘れたり
オフライン化したものを、無くしたら
絶対にダメ
ということ。
先ほど申し上げた通り、秘密鍵は
あなたのウオレットを開錠する
という重要な役割を担っています。
ですので、忘れたり、なくしてしまうと
所有者のあなたでも、ウオレットを開けることができなくなります。
では、もうそこに入っていた仮想通貨はあきらめるしかないのか。
いえ、
もちろん人間ですので、万が一ということもある故、救済処置があります。
復元パスフレーズ
復元パスフレーズは、万が一
秘密鍵を無くしてしまった時、ウオレットの資産を復元してくれるものです。
秘密鍵がランダムな英数字なのに対し、こちらは「フレーズ」の名の通り、
複数の日本語や英語で構成されております。
復元パスフレーズも、ウオレットを復元する大事な役割を担っているものなので、
秘密鍵同様
絶対に人には教えないでくださいね。
秘密鍵も復元パスフレーズも無くしたら・・・
残念ですが、現状ではそれ以上の救済処置は、どの取引所もウオレットもありません。
どちらも無くしてしまったら、
本当にそのウオレットは
開かずの間
と化してしまい、
所有者のあなたでもそのウオレットに入っていた仮想通貨に関しては何もできない状態になってしまいますので、くれぐれもご注意くださいね。
最後に
いかがだったでしょう。今回は、秘密鍵、公開鍵について、初心者の方でも分かりやすくご理解いただけるように、ご紹介してみました。
色々と書きましたが、
- 秘密鍵=他の人に知られてはらないもの
- 公開鍵=他の人に知られても問題ないもの
というような、ザックリな感覚で覚えていただければと思います。
とはいえ、やはりウオレットに入れる仮想通貨も大切なあなたの資産。
取引所やウェブウオレットは便利な反面、今年の2件の事件のように、管理者(運営会社)がハッキングされると、あなたの大事な仮想通貨も同じようにハッキングされるリスクがあります。
やはり、このネット時代にこそ、最強のセキュリティ性能を発揮するのが、オフラインという選択。
こちらの記事では、鉄壁の防御を誇る「コールドウオレット」の性能について、詳しくご紹介しておりますので、よければ是非こちらの記事も併せてご覧ください。
では、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます(^^♪