こんにちは(^^♪えたビットです。
今回は前回少し触れました、ビットコインアドレスについて、知っておくとかなり役立つ情報をお届けしたいと思います。
これを知っておくと、あなたがどの仮想通貨取引所をメインに利用するか。
そのあたりでも、重要な判断基準になるコンテンツとなっておりますので、ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
マルチシグとは?採用している、していない。で大きく異なる安全性
前回の記事では、私たちの口座に入金するためのビットコインアドレスが定期的に変わることについて、変わるのは私たちのプライバシーを保護することが目的ということをお話させていただきました。
もちろん、自分のプライバシーがネットで赤裸々絶賛公開状態になるのは、どうしても避けたいところですが、
もう一つ同じくらい大事なのが、預けているビットコイン。
要するに資産をしっかりと守るために必要なシステムもやはり大事ですよね。
プライバシーはガッチガチに保護されてても、ビットコインがザルのごとく、ハッキングされてしまうような事態は何としても避けたいところ。
そんな、私たちの大事なビットコイン資産を守ってくれる、守り人の役割を果たしてくれるのが、今回ご紹介する
「マルチシグ」というモノになります。
では、さっそくマルチシグについてご紹介していきましょう。
マルチシグとは?
マルチシグというのは、マルチ・シグネチャー( Multi Signature )を略したもので、直訳すると
「複数の署名」
という意味になります。
ビットコインを送付する際には、署名が必要で、この署名がないとビットコインの送付ができないのですが、マルチシグシステムを採用していると、ビットコインを送付する際に、複数の秘密鍵での署名が必要になります。
秘密鍵とは、自分しか知っていない(知ってはいけない)いわば、パスワードをより強固にしたものですが、その秘密鍵に署名が付かないと、ビットコインの送付ができないんですね。
マルチシグは、その複数の秘密鍵に合わせた、複数の署名が付かないとビットコインが送付できない仕組みのことを言います。
少し、難しいことを申し上げましたが、要は
秘密鍵、署名が一つの「シングル・シグ」に比べると抜群に高いセキュリティ性能を発揮するシステムといえます。
とまぁ、マルチシグが抜群のセキュリティ性能を発揮するということは、なんとなくご理解いただけたかと思いますが、
それと同時に
仮想通貨運用するのって、自分でそんな難しいシステム入れないといけないの??
っていうご不安が浮かんだと思います。
マルチシグは自分で設定する必要があるのか?
ココについてはご安心ください。
私たちが、このように、少し聞くだけで難解なプログラミングを施す必要は全くなく、
これは仮想通貨取引所が、しっかりとこのシステムを採用してくれており、
私たちは普通に入出金処理を行うだけで、後は取引所のほうで、マルチシグシステムを採用した処理を行ってくれます。
ですので、私たちが何か難しいプログラミングや、手間のかかる処理を行う必要はありません。
ただ、ご注意いただきたいのは
全ての仮想通貨取引所で、このマルチシグが採用されているわけではないということ。
中には、シングルシグシステムを採用している取引所もあります。
シングルシグもセキュリティ性能が貧弱ということではないのですが、出来ればマルチシグを採用している取引所を選定しておきたいところですよね。
その取引所、ウオレットがマルチシリングであるか、そうでないか。はビットコインアドレスを見れば容易に判断でき、
ビットコインアドレスの始まりの数字が
3
であれば、マルチシグが採用している証ですので、より安全性が高いということができます。
でも、マルチシグ対応の取引所がよかったのに、実際登録してみたらその登録所がシングルシグしか対応していなかった。
っていうのも、それまでの登録に要した時間を加味すると勿体ないところ。
一応、こちらでは国内仮想通貨取引所、交換所の取り扱い仮想通貨が一目でわかるよう、一覧を設けさせておりますが、
丁度いい機会ですので、現状でマルチシグを採用している国内仮想通貨取引所をご紹介しておきましょう
マルチシグ対応の国内仮想通貨取引所
国内仮想通貨取引所のうち、マルチシリングを採用している取引所は
- bitFlyer
- GMO コイン
- bitbank
- QUOINEX
- BitTrade
- Zaif(現在新規受付中止中)
の6つの取引所になります。(2018年10月15日現在)
良ければ、ご参考に・・・。
まとめ
ちょっと聞きなれない言葉だったので、とっつきにくいかもしれませんが、マルチシグとは、簡単に言うと
よりセキュリティを高めるシステム
のことで、
あなたの登録取引所がマルチシグを採用しているかは
ビットコインアドレスの始まりの数字が「3」になっているか、ですぐにご確認いただけるかと思います。
マルチシグ対応の取引所に登録したい場合は、上記の取引所をご参考ください。
最後に
いかがだったでしょう。今回は私たちの大事な資産を守るためのセキュリティシステム。マルチシグというシステムについてご紹介させていただきました。できれば、セキュリティ性の高いマルチシグ対応の取引所を利用したいところですが、ご存知の通り、Zaifさんのようにマルチシグを採用していても、ハッキング被害に遭うことはあります。
やはり、極限にまでセキュリティを高めるには現状では、コールドウォレットになるというところでしょうか。
では、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます(^^♪
コールドウオレットの安全性の最強具合については、是非こちらの記事をご覧ください。
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