んにちは。えたビットです。
先日、とあるSNSをみていると、「投資で楽して儲けるなんてクズのやること。」的なことを言われて、非常に悔しい思いをされていた方をお見受けしました。
これに対して、一応私もまだまだとはいえ、投資の世界に身を置く立場。色々と思うことがありましたので、そちらの方をつらつらと述べたいと思います。
投資は楽して儲かる??そんなわけないでしょ ほぼ全ての投資家は精神をすり減らしながら毎日必死に勉強している
いや~・・・なんていうか、私たち投資家からしてみれば、やってもないのに適当なこと言わないでくれます?っていう感じですよね。
確かに投資は時には短期間で多くの資金を稼ぐことも出来たりしますが、その反面、元本保証というものは一切なく、一瞬で数十万、いや数千万という資金が藻屑と消えることもあるリスキーな世界。しかもそんな大口の稼ぎはほとんどなく、どちらかといえばコツコツを重ねていくことの方が多いもの。
そして、何より投資は初めてすぐにハイ!という感じで結果が出るものではなく、ローソク足の性質から始まり、チャートの読み方や専門用語など、かなり覚えることもあって、それだけで、かなりの重労働。
また、ある程度勉強も進み、チャートを理解できるようになっても、社会情勢には常に目を光らせて、急な変動にも対応できるようにしておかないといけません。なんせ、それを怠ってしまうと、一瞬で資金がなくなってしまいますもんね。
投資を始めて1年以内にやめる人が約9割
実は、投資を始めたはいいけど、初めて約1年未満で約9割の人が投資を辞めちゃうんです。なんでかというと、その理由は単純。
楽して稼げないから。
いざ始めてみると、覚えなくてはいけないことが多いわ、目の前で自分の大事な資金が結構な額で乱高下するわ、思い通りにチャートは動かないわ、とても楽なんてものじゃありません。また、多くの人は投資よりも日々こなしている自分の仕事がありますので、一日精神へずり倒して必死に働いたうえに、またさらに投資で精神持ってかれる感じです。
また、最初の頃は覚えることがめちゃくちゃある為、もちろん休日も返上して、勉強の毎日。
それで結果が出ればいいのですが、投資に絶対はなく、自分が絶対の自信のもとに投資した場面も見事に真逆を突かれるなんてことはざらにあります。
その結果、せっかくちょっと上向きだった資金が一瞬にしてパァ。
これはね。辞めたくなりますよ、そりゃ。
その結果、投資が自らが思い描いていたイメージと全然違うため、初めて約9割がたの人が1年以内にやめてしまうんですね。なので、楽なんていう言葉とはいわば無縁の世界とも言えます。
そもそもなんで投資は楽して儲けられるっていうイメージが広がったのか
投資はそもそも比較的中長期的な視野で投資が持つリスクと向き合いながら、資金や資産を増やしていくもの。そして時には先ほど申し上げた通り、一瞬で資金が溶けてしまうこともあります。
そんな時よく投資をやってない人から言われる言葉が「楽して儲けようとするからだよ」っていうもの。
なんで、楽して儲けられると思われちゃってるんでしょうか。
それは、稀にですが、少額の資金で比較的短期間に巨額の利幅を手にした人もいるし、そういう部分がかなり誇張してクローズアップされてきたことが大きな要因かなと思うんです。最近は少し減ってきましたが、少し前までは「私はFXで○○億円稼ぎました」的な広告も、よくありましたし。
こういう良いところだけ・・・いや、絶好調な部分だけを切り取ってクローズアップされたのが投資は楽して稼げるっていうイメージがついてしまったのかなと思います。
決してそんなことないんですけどね。
また、数億円稼げましたっていう風になるまでは、その方も精神をガンガンすり減らして、勉強してきたでしょう。また、それと真逆のところでは、たまたま数億稼げたけれども、一瞬でそれを溶かしたっていうこともあり得ます。
稼げましたとは書いてますが、稼ぎ続けています。
とは書いてませんもんね。なので、一瞬でも稼げたということは事実として残るっていう感じです。
なので、投資は中長期的な視野で、しっかりとリスクと向き合い、様々な修練を積み重ねれば無限の可能性があるものですし、やってみると、結構やりがいがあって面白いのは事実。
ただね。楽じゃありません。
最後に
いかがだったでしょう。今回は僭越ながら、投資に対する私の一意見としてつらつらとその思いを述べさせていただきました。まぁ・・・何が言いたかったかというと、楽じゃないっていうことと、投資を毛嫌いしている人はもうちょっとフラットな目で見てもらえると嬉しいかなっていうことなんです。
投資っていうのも、やってることは、仮説、実行、検証、修正と普通の仕事と変わりませんし、投資をやってる人間の多くは投資で稼いだ資金の先を夢見てやってます。また、資金が減るという意味では、普段の仕事以上にツラいところもある分野。
そのあたりをご理解いただけると幸いです。ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。