こんにちは。えたビットです。
今回は国内仮想通貨取引所のCoincheck(コインチェック)さんがプライスリミットを導入されたので、「プライスリミットとは?」というところについて、コインチェックさんの画面を実例にバッチリご解説してみたいと思います。
ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
コインチェックがプライスリミットを導入!ところでプライスリミットって何?
少し前なのですが、コインチェックさんよりこのようなメールをいただきました。
なんでも、4月1日よりプライスリミットを導入するとのこと。
導入する意図としては、
Coincheckでは、不当な価格での約定や誤発注を防止し、
お客様により安心してお取引いただける場を提供することを目的 2020年3月26日コインチェックメールより引用
とあります。
ではまず、プライスリミットとは何か?というところを簡単にご説明したいと思います。
プライスリミットとは
プライスリミットとは、主に指値取引などで使われる機能で、現在価格より50%以上高い、もしくは低い価格帯での売り注文、もしくは買い注文を入れることを防止させるシステムのことで、注文受付可能幅とも言われます。
例えば、BTC/JPYの価格レートが100万円の時に、売り注文を160万円で指値発注しようとしても、指値発注価格と現在価格レートの乖離が50%以上あるので、このような注文ができないということになります。
コインチェックではExchangeのホーム画面で現物取引の指値注文を行うことができるので、その取引が対象になるとのこと。
では、コインチェックさんの画面を使って、プライスリミットが発動される実例をご紹介したいと思います。
プライスリミット実例
こちらが、プライスリミットが発動した画面になります。
この時のBTC/JPYの価格レートが1BTCが約75万円でしたので、試しに75万円の約60%増しになる120万円で指値売り注文し、「注文する」をクリックすると、このように「レートが実勢価格から乖離しています」というメッセージポップアップが表示され、指値注文が確定できないようになっています。
このように現在価格と50%以上乖離がある価格レートで売り注文や買い注文を指値で入れようとすると、ストップがかかる仕組み、これをプライスリミットというんですね。
ですので、長期的投資のつもりで、今保有しているビットコインが例えば、200万円になったら売ろうと思い、指値売りを入れようとしても、この時のようにビットコインの価格レートが75万円ならば、この注文は成立できないというわけなんです。
最後に
いかがだったでしょう。今回は国内仮想通貨取引所、Coincheckさんが4月1日より導入した、プライスリミットについて解説してみました。
さすがに50%も下落したタイミングで損切り指値を入れることはまずないかなと思いますが、長期投資で価格帯が50%以上上がった時に売り指値を入れておこうとしても、それができないってのはちょっと面倒な気がしないでもないですよね。
仮想通貨って結構乱高下激しいんで、価格帯が一気に50%上がることも結構ありますし。そんな時に備えておきたいんですが・・・。
まぁ・・・アレかな。ほったらかしにせずちゃんと価格レート見ておけ。
っていう訓示なのかもしれませんね。
ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。