こんにちは。えたビットです。
今回は、EA(自動売買)を利用するうえで注意したいポイントなどをお伝えしようと思います。EAを実際に利用してみて分かったことも含めて、システムを利用する前に注意すべきポイントなどもお伝えしようと思いますので、これからEAの利用をご検討されておいでならば、御参考にしていただければ幸いです。
EA(自動売買)を利用するときにはココに注意しよう!実際に利用してみて分かったことなど
まず、EAとは何かというところを簡単にご紹介させていただくと、XMなどの証券会社が運用しているMT4などのプラットフォームに組み込んで動かすソフトウエアで、自動的に売買を行ってくれるシステムのことを言います。
投資の種類によっては、こういったシステムの利用は禁止されている分野もあるんですが、FX(外国為替証拠金取引)などでは、問題なく使用出来て、様々なEAがリリースされているんですね。
僭越ながら、私もこのブログで月イチくらいの周期で運用報告をさせていただいております通り、FXのEAを利用させていただいております。
EAの運用報告記事はこちら
EAはその名の通り、自分で売買する必要がなく、そのEAによって様々なロジックが組み込まれており、その基準を満たせば、自動的にシステムが売買を行ってくれるので、基本的に裁量を勉強する必要がないので、FXの経験がない方でも、FXで資産運用ができる非常に使い勝手のいいものなんですが、そのような性質を持っているものなので、もちろん注意点もあります。
ではでは、早速EAを利用するうえでの注意点をご紹介したいと思います。
EAを利用するうえでの注意点1.そのEAのバックテストの期間に注意する
よくEAを販売している時に見かける広告が「勝率○○%!!」っていう感じの広告。
その勝率も90とか、95とか、かなり魅力的なパーセンテージがついていますよね。実はコレ、実際に運用しているデータ、フォワードデータではなくて、過去のチャートの動きにそのシステムのロジックを当てはめて、そのロジックで売買をしていれば、どれくらいの確率で勝てているかを計算して出しているんですね。
これをバックテストっていうのですが、よく出ているEAの広告で出ている勝率はこのバックテストの勝率なんです。
なので、EAを使う時にまず注意したいのは、そのバックテストの期間。もちろん、過去のテストの期間が長いほど、様々な状況下でのテストができているということですので、期間が長いバックテストでの数字ほど信頼できる数字といえます。
なので、最低でも1年。できれば数年単位でのバックテストができていているものが好ましいといえます。また、その年の荒れ相場の時期、過去ではリーマンショックの前後や、最近ではコロナといった、かなり通常とは異なるチャートの動きをしている時の相場で、そのEAがどれくらいの勝率を出していたか、そのあたりも確認しておくようにしましょう。
ひどいものだと、たった数週間ほどのバックテストで、高い勝率を謳っているものもあったりするみたいです。1週間程度の値動きでは、簡単に相場の状況は変わってしまうので、そのEAのロジックが全く当てはまらなくなり、大きな損失に繋がってしまうこともある可能性が高いため、この辺りは注意が必要ですね。
EAを利用するうえでの注意点2.バックテストだけではなくフォワードデータも注視する
でも、バックテストって、しょせん過去のデータだよね。
って思われたのではないでしょうか。そうなんです。やはり相場というものは、いつも絶えずその時々に発生する社会情勢の元、更新されており、いくら長い期間のバックテストで優秀な成績を収めているものでも、必ずしも未来永劫、そのロジックが相場に当てはまり続けるということはないんですね。
なので、EAを利用するうえでさらに注意したいのは、どれだけ新鮮なバックテストデータがあるかということ。つまり、今現在運用しているデータ、いわゆるフォワードデータですね。
実際に運用しているフォワードデータでも、そこそこの勝率が出ているのであれば、その時の社会情勢から形成されている値動きにもある程度、そのロジックが対応できているということになります。
ですので、バックテストだけではなくて、フォワードデータがしっかりあるものがより信頼性の高いEAということになります。
EAを利用するうえでの注意点3.そのEAの出所に注意する
やはり、こういった性質を持っている分野になるので、注意したいのは詐欺めいたEA。残念ながら、詐欺まがいのEAが出回っていることも事実。なので、EAを利用するときにはその出どころにも注意する必要があります。
いくら高い勝率を謳っているEAで、魅力的に感じたとしても、出所がはっきりしないのであれば、やめておいた方が無難でしょう。そのEAを最終的に利用する、しないの判断を下すのは他でもない自分自身。
なので、その自分が少しでも怪しいと思うのであれば、そのEAはサクッとスルーして他の物を探すようにしましょう。
EAを利用するうえでの注意点4.利用を決めたら後は信じて「待つ」
バックテストの期間、フォワードでの運用もいいし、出所もしっかりしている。信頼できそう。ということで、そのEAを利用し始めたら、後はそのEAを信頼してただただ、結果を待つ。
そうなんです。あとは何もせずEAが結果を出してくれるのを待つだけ。
実はこれがけっこうメンタル的にやられる時があるんですよね。EAは楽して稼ぐ的なものと思われがちですが、実はそんなことはないんです。
もちろん、自動的に売買してくれますので、そのあたりは楽で間違いないのですが、システムがご自身の大切な資金をバンバン売買するという状況に慣れる必要があるんですね。時にはヤバいくらいの含み損が出てくるときもあるんで、こんな時は特にけっこうメンタルやられてしまうんです。
自分の思っていないポイントでEAは容赦なくバンバン売買しますので、この辺り、はじめのうちは結構精神的に来るんですよねw
ただ、そんな時に、怖くなって強制的にこちらで決済してしまうと、ロジックが狂ってしまい、そのEAが持っている本来の勝率を出せなくなってしまう可能性があるんですね。
なので、そういった状況に慣れるためにも、EAを利用するときはいきなりご自身の投資資金全額を投入してしまうのではなくて、余剰的な資金で行うのが個人的にはおススメですね。極端な言い方をすれば、その資金は無くなってもいいといった感覚でいるのが良いかなと思います。
最後に
いかがだったでしょう。今回は、EA(自動売買)を利用するうえで、注意したいポイントなどをご紹介させていただきました。EAは年間でどれくらいの収益を見込めるかといった計算の元でリリースされていることも多く、期間によってはマイナスで決済される月もあったりします。
なので、この辺りも気を揉んでしまうところですが、EAを利用し始めたら、ある程度長期的なスパンを視野に運用するのがいいといえそうですね。
実際にEAを利用したら、どのような感じになるのか知りたいということであれば、こちらの記事で利用開始からの運用履歴をアップしておりますので、良ければご参考下さい。
今回の記事があなたの資産うなぎのぼりのお役に立てれば幸いです。ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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