こんにちは(^^♪えたビットです。
今回は仮想通貨の中でビットコインに次ぐ時価総額を誇るイーサリアムについてご紹介したいと思います。といっても、厳密に言えばイーサリアム自体は仮想通貨ではないんですが。
この辺りはゆっくりと後述することにするとして、今回は仮想通貨を知るうえでは外せないイーサリアムというものの触りをご紹介したいと思います。こちらの記事をご覧いただければ、イーサリアムとは。をある程度理解ができるかと思いますので、ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
イーサリアムとは?ココだけは知っておきたいイーサリアムの特徴
まず、イーサリアムの経歴をザックリとご紹介すると、イーサリアム(Ethereum)は、2013年にロシアの、ヴィタリック・ブリテンという青年によって開発されました。そして驚くべきはヴィタリックは若干19歳という若さでイーサリアムを開発したんですね。本当にこういった分野は若い方の活躍が目覚ましいです。
イーサリアムは一時期リップルという仮想通貨に2位の座を明け渡すものの、すぐにその座を奪還。2018年8月現在でもビットコインに次ぐ時価総額になっておりますが、もちろん、他の仮想通貨と同じく、現在も進化途中のものになります。
そして、イーサリアム。日本でもビットコインと同じく各主要取引所で扱われているため、ご存知の方も多いと思うのですが、厳密に言うとイーサリアムは仮想通貨ではないんです。
イーサリアムはあるプロジェクトのプラットホーム
イーサリアムとは分散型アプリケーションやスマート・コントラクトというシステムを構築するためのプラットホーム(場所)のことを指しており、そのシステムを開発・広げるためのプロジェクトの名称としても使われます。
そのプロジェクトやシステム上で使用されている独自コインであるトークンが普段私たちが取引所で目にするものになり、このトークンはイーサリアムではなく、正式にはイーサ(Ether『ETH』)と呼ばれております。
また、ビットコインは発行上限枚数が2100万枚と決められているのに対し、イーサはそういった発行上限枚数も今のところ決められていない(この先上限が決まる可能性あり)のも特徴です。
はい。慣れないワードがポンポン出てきましたよね。特にスマート・コントラクトって意味わからん。って思われる方も多いのではないでしょうか。しかしながら、このスマート・コントラクトこそ、イーサリアムのある意味キモとなるものなんです。
では、このスマート・コントラクトについてご紹介していきましょう。
イーサリアムを語る上で外せないスマート・コントラクトとは
スマート・コントラクト(Smart contract)とは、契約のスムーズな検証、執行、実行、交渉を意図したコンピュータプロトコルである。スマートコントラクトには第三者を介さずに信用が担保されたトランザクションを処理できるという特徴がある。1994年にNick Szaboにより提唱された。
ブロックチェーンおよび暗号通貨の主要な用途の一つでもある。
Wikipedia スマートコントラクトより
・・・
はい。私の頭では難しくて、よくわかりません。
まぁ、ザックリ言うと第3者(人間)が間に入ることなく、色々な契約を自動的に、そして正確に履行させるシステムのことを指しております。
私たちになじみ深いものでいうと・・・
そうですね・・・
おぉ。そうそう、駅などにある自動券売機。
あれを想像していただけるとご理解頂けやすいかなと思いますが、
自動券売機は人の手を介さず、その鉄道会社やその取り扱い企業と契約を結ぶことができますよね。
私たちが移動距離に応じた金額をその券売機に投入し、その距離料金に該当する金額を選択すると、「電車を使って、その距離分私たちを短い時間の間で移動させてくれる」という契約を券売機が私たちと鉄道会社の間に結んでくれます。
これもスマート・コントラクトといえるシステムですが、これを仮想通貨の世界に利用して、人の手を使うことなく、効率化を図っていこうというものがイーサリアムがキモとして行っているプロジェクトになるんですね。
もちろん、イーサリアムが目指すこのプロジェクトは契約の基づくデータは、世界中のマイナーによって監視し合っておりますので、透明性が保たれておりますゆえ、契約データの改ざんといった人が由来する犯罪などを未然に防ぐことができることも期待されております。
ビットコインが主に通貨として役割を果たすことを目的に開発されたのに対し、イーサリアムは、こういったプロジェクトを行っていくために開発されたプラットホームといえます。
そして、イーサリアムの特徴としてもう一つ上げられるのが「Gas(ガス)」というもの。
Gas(ガス)とは
Gasはリアルの世界では、ライフラインで使用されるガスの他、燃料といった意味合いもありますが、イーサリアムで扱うGasもほぼ同じような意味合いで使われております。要は上記のようなスマート・コントラクトといったシステムを実行する際に消費する、ごく少量のイーサのことをいいます。
ザックリ言えば、手数料のようなものでこういったシステムを稼働させるための演算は途方もないものになり、また外部からの攻撃を防ぐためのシステムも稼働させなければなりません。そういったことで、イーサを使用して様々な取引を行う際は「Gas」として、取引当人のイーサを手数料として使用するシステムになっております。
もちろん、Gasとして使用するといっても、ごくごく少量のイーサになりますので、気になるほどのものではありません。
・・・といったところでしょうか。
最後に
いかがだったでしょう。今回は仮想通貨でビットコインに次ぐ時価総額を誇る、イーサリアムについて分かりやすくご紹介することに挑戦させていきました。もちろん、もっと掘り下げていけば相当奥が深いプラットホームになるのですが、この辺りを抑えておけば、イーサリアムの触りとしては差し支えないかなと思います。では、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます(^^♪