こんにちは。えたビットです。
今回は、残念なニュースが先日飛び込んできましたので、こちらでご紹介させていただきたいと思います。
結論から申し上げますと、仮想通貨取引所では世界最王手の一翼を担っている、「Binance（バイナンス）」がハッキング被害に遭ってしまったというニュースです。
世界最王手の一つである、Binanceが一体どのようにしてその防御網を突破されてしまったのか？、そして気になる補償の方は？？
では、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
世界最王手仮想通貨取引所の一つ「Binance」ハッキングされる
まず、Binanceという仮想通貨取引所を簡単にご説明させていただくと、Binanceは香港に拠点に活動しておりましたが、昨年２０１８年の３月に徐々に主要拠点を仮想通貨大国である、マルタ共和国に移行していくビジョンを発表しました。
※マルタ共和国はヨーロッパ地中海に浮かぶ島国で、人口は約４０万人ほどの小さなミニ国家でありますが、国を挙げて仮想通貨に積極的に参加しており、現在は世界有数の仮想通貨大国になりつつあります。
Binanceは現在１６０種類以上の仮想通貨を取り扱っており、その取り扱い通貨量は世界でも有数の豊富さを誇っており、日本の仮想通貨取引所の十数倍にも及びます。
そんな世界最王手の仮想通貨取引所の一翼である、Binanceが今回ハッキング被害に遭ったというニュースが報じられました。
【速報】仮想通貨取引所バイナンスでハッキング被害 約44億円分のビットコインが引き出される【追記あり】
Binanceハッキング被害に遭った通貨
日本でも、昨年からCoinCheckやZaifなどにおいて、XRP（リップル）やBTC（ビットコイン）といった仮想通貨が、ハッキング被害に遭ったことが報じられて大きなニュースとなりましたが、今回Binanceでハッキング被害に遭ったコインはBTC（ビットコイン）。
被害総額は、７７００BTC（２０１９年５月９日の日本円価格レートにして約５０億円超、被害発覚時のレートで約４４億円）というとてつもない額のビットコインが不正に引き出されたことが発覚し、５月７日に同取引所から発表がありました。
被害を受けたビットコインは、ホットウォレットに保管していたビットコインで、Binanceのビットコイン保有数の約２％に該当するとのことです。
Binanceハッキングの手口
今回Binanceが被害に遭ったハッキング手口としては、複数のハッカーよりBinanceユーザーのAPIキー（ソフトウェアを共有するための鍵）をフィッシングやウィルスなどにより不正に盗み出し、それを駆使して不正にビットコインを引き出しました。
ハッキングされた通貨の補償について
気になる補償面については、こういった万が一のときのことを想定し、作られた※SAFUという緊急の保険基金を使用して補償すると発表しております。
※SAFUは、Binanceがユーザーから受け取った取引手数料の総額１０％分を充当している保険金で、ホットウォレットよりも格段にセキュリティ性能があるコールドウォレットに保管されています。
今回ハッキングされた金額は、SAFU備蓄されている金額で十分補償が可能ととの見解を示しています。
最後に
いかがだったでしょう。今回は残念なニュース、Binanceハッキング被害のニュースをご紹介させていただきましたが、いやはやなんとも５０億にも上る金額が、保有通貨の約２％とは、さすが世界有数の仮想通貨取引所ともいうべきですが、被害に遭った利用者様のことを考えると、迅速な補償を急がねばなりませんね。
今回のハッキング被害を受けて一時期ビットコインの価格も急落しましたが、下げ幅は思ったよりも大きくなく、すぐに持ち直しております。
いや～。。。私たち仮想通貨投資家からすれば、マジで勘弁してくださいっていう感じですが、今回思ったより下げ幅がなかったのも、Binanceがこういった保険基金を持っていたおかげもその理由の１つかもしれません。
もちろんハッキング被害はあってはならないものではありますが、万一の場合も想定しておくことの重要性が分かりますよね。
今後のBinanceの信頼性の回復に期待というところで、今回はこれまでとさせていただきます。では、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
